ITエンジニアは働き方の特性から、副業を行う方が多い職種といわれています。
実際、副業をしている人の割合は9.7%(厚生労働省の行った調査)にとどまっていますが、エンジニアのみに絞ると副業経験率は約40%(パーソルキャリアの調査)と全体の4倍です。
エンジニアの方は副業に関する関心が高く、副業との相性が良い職種といえるでしょう。
この記事では、当サイトで行った291人の調査をもとにエンジニア副業の実態をまとめました。
さらに副業始め方・注意点などのノウハウを実際に副業を行っている現役エンジニアのインタビューとともに具体的に紹介していきます。
具体的なエンジニア副業の探し方をいますぐ知りたい方は「エンジニア副業でおすすめの案件の探し方・始め方」に目を通してくださいね。
本記事における調査の概要
- 調査実施会社:トレンダーズ株式会社
- 実施期間:2022年2月28日~2022年3月3日
- 有効回答数:291人
- 調査方法:インターネット調査(Surveroidを利用)
目次
【291人調査】エンジニアの「2人にひとり」が案件探しで困った経験あり
当サイト(となりのいろは)で行った副業エンジニアを含むフリーランスエンジニアの男女291人を対象にしたインターネット調査によると、58%(169人)の人が案件探しで困った経験があることがわかりました。
人材不足が叫ばれるエンジニア業界ですが、思うように希望の案件が見つからない経験をしている人が多いことがわかります。
最も役に立った案件の探し方は「フリーランスエージェント」の活用
フリーランスエンジニア291人のうち最も役に立った案件の探し方は、「フリーランスエージェントなどの人材エージェント」(35%)でした(調査は複数回答)。
知人からの紹介(33.3%)、以前の職場からの業務委託(32%)を上回り、案件探しは外部のエージェントに頼っている人が多いことがわかります。
フリーランスエージェントは案件を継続的に紹介してくれる良さがあるほか、あなたのスキルや素質にマッチした案件を紹介してくれるので、案件のミスマッチを極力減らしてくれるメリットがあります。
もし案件探しに不安があるなら、一つ登録して案件紹介のための面談に参加してみることをお勧めします。
フリーランスエージェントの【稼働日別】副業案件の具体例を紹介
副業をはじめる前に、どんな案件がフリーランスエージェントにあるのか具体的な例を挙げて紹介します。
実際の案件を見ることで、自分が副業している姿を思い浮かべやすいはずです。
副業紹介サービスに掲載されている案件を見ていきましょう。
例1.土日など週2,3日の案件
調査でも判明した通り副業は「まずは休みの日を利用してはじめたい」という方が多く、週2,3日の稼働でできる案件が人気です。
中には以下のような稼働が週2からの案件もあります。
(画像出典:ITプロパートナーズ)
例にあげたITプロパートナーズではこれ以外にも、休日や夜間のみでもOKという時間に融通の利くの案件も豊富です。
フルリモートやフレックス制の案件であれば、時間・場所がより自由に選択できるようになります。
例2.週1の案件
空いた日をすべて副業に使う前に1日程度からはじめたい方向けに、週1日の副業もあります。
週1日の案件の特徴としては、エンジニアとしての開発業務のほかコンサルなどの仕事も多いです。
(画像出典:ITプロパートナーズ)
経験が活かせそうなものから選ぶと、続けやすいかもしれません。
エンジニア副業におすすめのプラットフォーム・案件紹介サービス
ここまで読んでみて「副業紹介サイトにとりあえず登録してみようかな」という気持ちを持った方もいるかもしれません。
しかし副業紹介サービスは数多くあり、自分に合ったサービスはどれなのか、どれに登録すればよいのかと悩んでしまいますよね。
ここでは、代表的な副業紹介サービスをとりあげ、特長や案件数とともにどんな人におすすめなのかをまとめました。
1.これ一つで副業案件を一気に検索!エンジニアスタイル
エンジニアスタイルの特長
- 優良フリーランスエージェントの案件10万件以上が一気に検索・閲覧できる
- 1社面談するごとに3,000円のAmazonギフト券プレゼント
- 複数のエージェントの案件へ一括で応募できる
- 検索機能が充実しており、週2日から稼働・スポットで働く・土日稼働など詳細で検索できる
エンジニアスタイルは、「案件紹介サイトが多すぎてどれを利用していいかわからない」とサイト選びの段階で悩んでしまう方におすすめの副業案件を一括で検索できるサイトです。
エンジニアスタイルに登録しておきさえすれば各エージェントにそれぞれ登録しなくても、会社の垣根を越えて一括で案件の検索・比較・紹介までしてもらえます。
また1社面談するごとに3,000円のAmazonギフト券がもらえ、最大で10万円プレゼントしてもらえるメリットもあります。
複数のサイトの案件を一括で比較できるので、手間も省けますしエージェントの管理もシンプルでわかりやすくまとめられるでしょう。
※東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に在住の方が対象
2.高単価案件が豊富なITプロパートナーズ
ITプロパートナーズの特長
- 週2日からの取り扱い案件数随一
- 直請け案件を多く取り扱っているので、高単価が期待できる
- ベンチャー企業などの案件も多く、いま必要とされるスキルやトレンドの技術に触れられる
ITプロパートナーズは、週2、3日からの案件が豊富なフリーランス向けエンジニア案件の紹介サイトです。
仲介をはさまないため高単価案件が多く、稼働日が短くても安定した報酬が得られます。
フリーランスで案件のスキマ時間に別の案件を入れたい人や、独立したてで一定の収入を確保したい人におすすめのサービスと言えます。
※週2日からの案件紹介が可能なものの、会社員をされている方の副業は紹介できません。
※東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に在住の方が対象
ITプロパートナーズを利用した人の口コミ
フリーランスになり、前職の引き継ぎをしながら新たな案件を探し始めました。
その時に知ったのがITプロパートナーズさんだったのです。ITプロパートナーズさんは知人に紹介してもらったのですが、信頼しているその方の紹介だった、ということが大きかったのと、ITプロパートナーズさんの紹介している案件が「週3日のお仕事」だったということもあり、まずはITプロパートナーズさんにお話を聞きに行ってみようと思ったのです。
フリーランスで週5日働くということは正社員とあまり変わらないのでは、と私自身考えていたのと、開発以外の案件も掛け持ちしたく、そちらとの並行ができるようにと考え、週3日の案件にとても興味を持っていたのです。
もしそのような働き方が実現し、今まで経験したことがない環境でチャレンジすることが出来たら、自身の成長にも繋がると考えました。
早速ITプロパートナーズさんに紹介してもらったアプリ開発の案件に参画し、実際に働いてみると想像していたより、はるかに働きやすかったです。
一番の要因としては、自分で働き方を選び、自分で決断し、実行できるという点だと思います。
先ほどお伝えしたとおり、参画した開発案件の他に、並行して他の案件を持っていたため、融通を利かせメリハリをつけて働ける点が自分にフィットしていました。
具体的には、案件に入りながらも空いた時間には本の執筆を進め、映画のメディアへの寄稿、元々好きだったバンド関係のお仕事にも従事するといった生活をしていました。
怒涛の日々を過ごしていましたが、振り返ってみると、そのような働き方を選んで良かったなと思っています。
フリーランスエンジニア 男性
引用:ITプロパートナーズ公式サイト 利用者の声 より一部抜粋
起業しても収入が安定しないのが、最初の大きなハードルでした。
そこで自分のやりたいことをやりつつ、収入を安定させることができるITプロパートナーズさんのサービスに興味をもちました。
正社員で働く必要性を感じていなかったので、リモートワークや週3~4日で働くができる働き方に魅力を感じました。
エージェントさんと面談したあと、早速紹介してもらった企業に面談に行き、これまでの経験が生かせそうだった点と、給与面が他会さんから紹介してもらった案件より良かったということが決め手で決断。
フリーランスをやっていると、給与面や働き方など交渉するのが難しかったりするので、エージェントさんにそこを代わってもらえるのはありがたいです。
今ITプロパートナーズさんで働いている会社の勤務は12時からなので、午前の時間を自由に使いながら、今まで興味を持っていた在宅ワークにも今月から取り組めることになり、働き方もひとつずつやりたい方向に向かってきているところです。
現在この仕事と両立して、個人でプログラミングスクールに通っています。今後はWEBディレクターとしてのスキルを活かしつつも、ひとつのプロダクトを作れる人材になっていきたいと思っています。
私は文系ですし、飽き性なところがあるのですが、ITやWEB業界で活躍するためには、理系である必要も無いし、目まぐるしく変わっていく業界なので飽きません。
パソコンとWi-Fiがあればどこでもできる仕事だし、在宅やリモートワークが可能だし、ブランクがあっても活躍できるので、女性にこそ向いている職種だと思っています。
プロダクトを世に出してみたいし、いつか海外で働いてみたいし、女性としても人生を楽しみたい。それができる手段の一つがITの技術であり、プログラミングなのではないかと思っています。
常に学んでいく必要はあるけれど、何歳からでも始めら、いくつになっても活躍できる職業だと思っているので、これからもずっとチャレンジしていきたいと思っています。
特にわたしと同様に考える女性は是非、一緒に自分の人生でやりたいことを考えて、チャレンジしてみてほしいですね!
フリーランスWEBディレクター 女性引用:ITプロパートナーズ公式サイト 利用者の声 より一部抜粋
ITプロパートナーズさんを選んだ理由は週2日という広告が自分の中で目に留まっており、フルタイムでない案件を複数掛け持ちしたい自分にはぴったりだと思ったからです。
他のエージェントサービスも利用してみましたが、フルタイムや常駐案件が多く、自分の希望は叶えられそうにあらず、失敗でした。
自分の要望を汲み取ってもらうために、ITプロパートナーズさんのエージェントには案件を掛け持ちしたい、という要望を面談の最初に伝えました。
相談した当時、Ruby on Railsの案件は週2日の案件も多く、リモート可能な案件も揃えているとのお話だったので、その要望は叶えられそうとの話をいただき、スムーズに案件探しが進みました。
すぐに企業との面談を設定していただき、最初に受けた企業から内定をもらうことが出来ました。
そちらでは週2日でも内定をもらったのですが、週4日のほうがより大きなミッションをお願いできる、というオファーをいただきました。
自分自身も働くならば、一定のタスクを任されたいと思い、オファーに納得し、当初は週2日×2案件というのを目標にしていましたが、現在はその内定をもらった企業に週4日参画しています。
週1日出社し、残りはリモートと非常に働きやすい環境で作業を進められていて満足しています。
また、稼働のない残りの1日もフリーランスとして個人の仕事も受けたいという希望を叶えるための時間に使えており、稼働日以外の日も相談当初目的としていた働き方が出来ている状態です。
フリーランスエンジニア 男性引用:ITプロパートナーズ公式サイト 利用者の声 より一部抜粋
3.リモートワーク案件を見つけたいならRemogu(リモグ)
Remogu(リモグ)の特長
- すべての求人がリモートワーク案件というリモート案件の紹介に特化したサービス
- 週2日案件や夜間勤務のみ案件なども多数で、副業にもぴったり
- 単価や条件の交渉、クライアントとのスケジュール調整もすべて任せられる
リモートワークの案件紹介に特化したサービスで、すべての案件がリモートワーク案件です。
以下の3種類から働き方を選べるため、自分のスキルや経歴に合った案件に参画することができます。
- フルリモートワーク
プロジェクトスタート時からリモートで参画する - シフト(移行)型
プロジェクトスタート時は出社、その後フルリモートへ移行する - ハイブリッド型
リモートと出社を組み合わせて働く
週2日稼働・夜間などの案件も豊富で、本業の合間で効率的に副業したいエンジニアにとってはぴったりのサービスといえるでしょう。
エンジニアこそ副業をはじめるべき理由5つ
エンジニアは副業をするのにぴったりの職種と言えます。
なぜぴったりといえるのか、ここではエンジニアが副業をすべきメリットを紹介していきます。
- 案件数が多いため副業がしやすいから
- 在宅・リモートワークができるから
- 新しいスキルを得ることができるから
- 会社以外のコミュニティができるから
- フリーランスへの足掛かりになるから
理由1.案件数が多いため副業がしやすいから
エンジニアスキルは多くの業界で求められており、需要が高い状態が続いています。
そのため案件数が豊富で、週1や夜だけなどの限定的な働き方でも参画できる案件が多くあります。
エンジニア経験が浅くてもできる副業からがっつり稼ぎたいエンジニア向けの副業まで、案件の種類が豊富なためどんなスキルレベルでも副業をはじめやすいでしょう。
理由2.在宅・リモートワークができるから
エンジニアは基本的にPCとネット環境があればできる仕事が多いため、リモートワークが可能です。
副業は使える時間が限られているため、移動時間があると稼働時間が短くなってしまいます。
出社の必要がないことも多くリモートワークがしやすいエンジニアは、副業に向いているといえるでしょう。
また、このコロナ禍でオンラインでのコミュニケーションが当たり前になりつつあり、よりリモートワークしやすい環境になってきています。
理由3.新しいスキルを得ることができるから
副業では本業とまったく違った仕事をすることができるので、エンジニアスキルが上がります。
同じ会社で同じことを続けていると、やっている業務には精通しますが新たなスキルを身に着けることはできません。
本業とはまったく別の業務に副業で実践することで、さまざまなスキルが身につき本業に還元できることもあります。
また、やりたくでも本業でできない業務ができるのでモチベーションの維持にもつながるでしょう。
理由4.会社以外のコミュニティができるから
会社と違うコミュニティで人脈を作ることができるのも大きなメリットです。
会社内ではエンジニア同士や同じセクションの方と話をすることが多くなりますが、副業は違います。
案件を得るところから始まりますので、登録するエージェントの方やクライアントなどど仕事の話をしなければいけません。
そういった方と関わっていくうちに「営業はこう考えているんだ」「クライアントがしてほしいことはこういうことなのか」とエンジニアだけをしているだけでは得られない知見が得られるでしょう。
社外にそういったコミュニティができ人脈が広がることで、フリーランスになるときなど将来役立ちます。
理由5.フリーランスへの足掛かりになるから
将来はエンジニアとして独立したい、という方も多いのではないでしょうか。
副業は、自分で仕事を得てクライアントと交渉をし契約、仕事をして報酬を得るというところまで一人で行います。
これはフリーランスにとっては当たり前のフローで、副業ではこの一連の流れを実際にやってみることができます。
副業で慣れてからフリーランスに挑戦できるので、とても効率のよい方法といえるでしょう。
エンジニア副業でおすすめの案件の探し方・始め方3つ
「副業をはじめたくても、具体的に何から始めたらいいかわからない」エンジニアに限らず、副業のはじめかたってわからないものですよね。
副業で一番苦労するのは、副業の案件を探すことと言っても過言ではありません。
ここでは、代表的な3つの方法を紹介していいきます。
- 副業案件紹介サービスで紹介してもらう
- 友人・知人など人脈を使って探す
- 自分で営業する
自分にできそう、はじめられそうという始め方はどれか、考えながら見てくださいね。
探し方1.副業案件紹介サービスで紹介してもらう
エンジニアの案件を紹介する専門サービスに登録するのは、もっとも効率的な方法といえるでしょう。
スキル・経歴などを登録すると案件を紹介してくれるサービスや、自分で条件のあった案件を検索し応募する形のものもあります。
人脈を使わなくてもサービスが案件とマッチングさせてくれるので「こっそり副業をはじめたい」「とりあえずどんな副業が自分でできそうか確かめたい」という方にオススメの方法です。
後ほどおすすめのサービスを厳選して紹介しますので、気になる方は次の「エンジニア副業におすすめのプラットフォーム・案件紹介サービス」の項目に目を通してくださいね。
探し方2.友人・知人など人脈を使って探す
エンジニア仲間や、仕事関係の知り合いから案件を請け負うことも多いです。
知っている間柄であれば信頼関係をイチから構築する必要もありませんし、稼働時間なども融通が利くことが多いでしょう。
ただし、条件や報酬の面で「知ってる中だから」となぁなぁになる可能性が高いです。
きちんと契約書などを作成しておくのが重要です。
探し方3.自分で営業する
ポートフォリオなどを作成し直接企業にもっていくなどして、自分で営業をかけることもできます。
交渉から契約まですべて自分でやりたい方や、どうしても働いてみたい企業・案件がある場合はおすすめの方法です。
仲介がないので手数料などをとられることなく報酬がすべて自分のものになるのはメリットといえますが、持っているスキル次第では案件獲得までに時間がかかってしまう可能性もあるでしょう。
フリーランスエージェントを使った副業の流れ
実際にフリーランスエージェント・サイトなどを利用すると、どのように案件を見つけどのように参画するのか分からない方も多いはずです。
登録した後のことを具体的にイメージできるよう、一般的なフリーランスエージェントの登録から案件への参画までを6STEPでまとめました。
- STEP1.公式サイトから登録する
- STEP2.担当者と面談する
- STEP3.参画する案件を決める
- STEP4.クライアント企業と面談する
- STEP5.条件交渉・契約の締結
- STEP6.案件に参画する
STEP1.公式サイトから登録する
まずは公式サイトから会員登録をしましょう。
名前・生年月日・メールアドレス・電話番号の基本情報と、いままでの経歴や持っているスキルを登録します。
基本情報は登録にマストで必要な場合が多いですが、経歴・スキル・案件の希望条件などは登録時に詳しく記入する必要がない場合が多いです。
しかし、希望の案件を見つけるためには詳しく書いておくのがおすすめです。
STEP2.担当者と面談する
登録完了後、基本的にはエージェントと面談をすることになります。
登録した電話・メール宛に、エージェントから面談の日程調整の連絡がきます。
面談は対面はもちろんのこと、オンラインでも対応していますので相談してみましょう。
面談では、以下のようなことを話します。
- これまでの経歴
- これからのキャリア形成
- 稼働できる日数
- 希望の働き方、案件単価
- 案件の紹介
不安なことや疑問点があればこの時間で聞くのがおすすめです。
STEP3.参画する案件を決める
参画したい案件を決めていきましょう。
面談時に紹介されることもあれば、面談後時間をおいてから紹介されることも有ります。
紹介された案件が良さそうであればそのまま決めてしまってもOKですし、逆に良いものが無ければ再度案件を紹介してもらうことも可能です。
参画したい案件が決まったら担当者にその旨を伝えれば、エントリー完了です。
STEP4.クライアント企業と面談する
エージェントがクライアントにあなたの基本情報などを提示し、それをもとにクライアントの承諾が得られればエージェント、クライアント、あなたの3者面談に入ります。
基本的に日程の調整はエージェントがやるので、あなたは都合の良い日程を伝えるだけでOKです。
面談当日は自分のスキルや得意技術などを積極的に伝えましょう。
また、案件に関する質問などがあれば聞くこともできます。
クライアントに自分から聞きにくい質問は、あらかじめエージェントに伝えておき代わりに聞いてもらうといいでしょう。
STEP5.条件交渉・契約の締結
クライアントとあなたの間で条件などが合致し合意した場合には契約を締結します。
条件で調整したいことがあれば契約を締結する前に交渉します。
エージェントに伝えれば交渉も代行してもらえますので活用してみましょう。
契約の手続きがはじめてでもエージェントがサポートしてくれるので問題ありません。
契約が完了すれば、仕事を受注したことになります。
STEP6.案件に参画する
契約で決めた案件開始日から稼働開始です。
案件参画後もエージェントから案件参画状況についてのヒアリングなどがありますので、不安なことや悩みがあれば相談してみましょう。
報酬はエージェントを通して支払われます。
エンジニア未経験者・初心者が副業を始める方法
未経験・初心者でも副業はできますが、案件を獲得するのは現役エンジニアより難しいのは確かです。
副業案件は社内でできない業務を委託するわけですので緊急性が高い案件が多く、企業側も実務経験があり即戦力になる人が欲しいと思うからです。
簡単な案件から参加し経験を積んでいく方法や、プログラミングスクールを活用する方法などがあります。
まとめて紹介していきましょう。
STEP1.プログラミングスクールでスキルを身に着ける
1人で稼げるスキルを身に着けるには、実際に自分の腕で稼いでいるプロのエンジニアから教えてもらうのが一番です。
プログラミングスクールはスキルを身に着けるのはもちろん、受講後に案件の獲得までをサポートしてくれるところもあります。
たとえば、侍エンジニア塾では、一人で稼げるスキルを身に着けることが目的の案件獲得に特化したコース(7,000円~/月)があり、経験豊富なフリーランスエンジニアから具体的に案件を得る方法が学べます。
スクール内で作成したものはポートフォリオとして営業ツールにもなるでしょう。
「自分で案件を獲得できるかわからない」というかたは、利用を検討してみるのがおすすめですよ。
STEP2.クラウドソーシングなどで簡単な案件を受注する
プログラミングスクールでスキルを身につけたら、次は簡単な案件で経験を積んでいくのがおすすめです。
案件の単価は低いものが多く「副業始めたのに稼げないな」と思うかもしれません。
しかし、はじめは副業に慣れて経験を積むためと割り切って、短期間でできそうなものを片っ端からやっていきます。
まずは初心者から抜け出すことを目標にして、高単価案件も請け負えるような実績を積んでいきましょう。
【スキルレベル別】エンジニアにおすすめの副業
「経験が浅いのでどんな副業ができるかわからない」
「独立することも見越して、副業でエンジニアスキルを強化したい」
それぞれの力量や副業をする目的によって、おすすめの副業内容は違います。
ここでは、エンジニアスキルに自信が無い方・現役エンジニアの方に分けておすすめ副業を紹介します。
実務経験が浅い、未経験でも請け負いやすい副業
エンジニアとしての実務経験が無くても行いやすい副業は以下の通りです。
- Webサイトの修正・機能追加
- プログラミング記事の執筆
- 講師
ウェブサイトの作成は、HTML/CSS、JavaScript、そのほかWordPressなど比較的簡単なスキルで対応できます。
そのほか開発の仕事ではありませんが、クライアントの要望に沿って自分の経験を書き起こせばよい記事の執筆も比較的簡単な副業といえるでしょう。
講師は一見難しそうですが、質問チャットに返信をするだけといった簡単な案件も豊富ですので探す価値ありです。
現役エンジニアにおすすめの副業
現役エンジニアにおすすめの副業は以下の通りです。
- Webサイトの作成
- アプリ開発
以上の二つは作成が長期にわたるものが多いです。
しかし需要が高く案件単価も高い傾向にあるため人気の副業で、案件も豊富にあるでしょう。
エンジニア副業を成功させるために持っておきたいスキル
「自分は副業を続けられるだろうか?」「副業が上手くいく人ってどんなひと?」
どんな方でも副業をすることは可能です。
しかし、持っておくとよりスムーズに副業がすすむスキルもあります。
ここではエンジニアスキル以外で、副業を成功させるためのスキルをまとめました。
- コミュニケーション能力
- 連絡のマメさ
- 自己管理能力
自分にあるのかどうか、身に着けるにはどうすべきかを解説します。
1.コミュニケーション能力
副業にはコミュニケーション能力が重要です。
報連相も大切なコミュニケーションですし、仕事上の信頼関係を築くのにはコミュニケーションはかかせません。
同じスキルをもつエンジニアであれば、コミュニケーション能力の高い方のほうが選ばれやすいでしょう。
副行では案件ごとに対峙する人も変わりますので、誰とでもかわりなくコミュニケーションがとれる能力が必要です。
2.連絡のマメさ
クライアントへの連絡はマメに行える人の方が、副業に向いています。
進捗共有の頻度やトラブル発生時の対応の早さは、信頼関係に大きくかかわってくるからです。
仕事を一部委託しているような形だと、あなたが今何をやっているのかクライアントは把握することができません。
逐一連絡することで相手に安心感を与えることができ、次もこの人にお願いしようと思ってもらえるでしょう。
3.自己管理能力
複数仕事を持つとスケジュール管理も煩雑になっていきます。
本業の時間、副業の時間、休む時間や自分の趣味の時間、家族との時間などを上手く調整していく必要があるので、完璧なスケジュール管理が求められるでしょう。
また、健康面の管理も重要です。
忙しいと身体的なメンテナンスを怠りがちですが、身体を壊すほどハードに仕事をしてしまっては本末転倒です。
無理をしないような納期スケジュールをたてられる能力が重要になってきます。
エンジニアが副業をはじめる前に準備しておきたいこと
副業が上手くいくかどうかは、副業前の準備が大きくかかわってきます。
なぜなら知っておかないと本業の会社や兼業している会社に迷惑をかけたり、家族ともめたりしてしまう可能性があるからです。
あらかじめ今記事でチェックしておき、後悔のないような副業をみつけてくださいね。
- 本業の会社が副業を許可しているか確認する
- 副業スタイルを決める
- 著作権、情報漏洩などを把握しておく
1.本業の会社が副業を許可しているか確認する
会社勤めの方は、本業でつとめている会社が副業を解禁しているかを確認しましょう。
もし副業を禁止しているのであれば副業はおすすめできません。
なぜなら内緒で副業を行った場合、懲戒処分の対象となり最悪解雇されることもあるからです。
副業がOKでも申請が必要だったり副業内容が決められていたりとルールがある会社もあるので、詳しく把握しておくと安心です。”
2.副業スタイルを決める
副業スタイルとは、自分が副業をどのようにすすめていくかということです。
以下のような事柄を精査していくことで、どんな副業スタイルを目指すべきか決めることができます。
- 副業に一番求めるのはなにか?
- どれくらい副業に時間を割くか(割けるか)
- 絶対に休みをとりたい頻度はどのくらいか
- どれくらい副業で稼ぎたいのか
はじめる前にスタイルを決めておけば、後々で方向性に迷うことがありません。
3.著作権、情報漏洩などを把握しておく
複数の会社をかけもつときに最も気を付けたいのが、著作権の侵害や情報の漏洩です。
意図的でないにしても、漏洩してしまった後で「知らなかった」では済みません。
個人として仕事を請け負うわけですから、すべての責任をあなた個人で背負うことになるでしょう。
しっかりとリスクを把握したうえで副業をやりましょう。
エンジニアの副業の収入に関するQ&A
実際にエンジニア副業をし始めた後、何より気になるのは確定申告の問題ですよね。
副業で得た収入に関する疑問にまとめて回答していきます。
Q1.確定申告は絶対に必要?
副業すると自分で確定申告をする必要があります。
しかしすべてのケースで必要になるわけではなく、エンジニア副業のような個人で仕事を請け負う働き方の場合、売り上げから経費を抜いた「所得」が20万円以下であれば確定申告の義務はありません。
20万円ルールが関係ない「住民税」に注意!
総収入額が増えると住民税も増えます。
20万円ルールは所得にかかる税金「所得税」を免除するもので、住民税は関係ありません。
つまり、所得が20万以下だったので申告をしなかった場合、所得が増えた分にかかる住民税を支払わない=脱税していることになってしまうのです。
住民税は確定申告のデータをベースに算出されますので、確定申告さえしていれば問題ありません。
所得が20万円以下でも住民税の申告はする必要があることを覚えておきましょう。
Q2.副業は何を経費にできる?
税金がかかるのは、収入から経費を差し引いた所得額です。
所得が少なければかかる税金も減るので経費にできるものは経費にしてしまいたいのが人情ですが、あまりに経費の額が高すぎると税務署から指摘が入ってしまいます。
経費にできるものの例は以下の通りです。
- 通信費
- 交通費、旅費(移動費)
- 交際費(飲食代など)
- 消耗品(コピー用紙、文房具、伝票、机・イスなど)
このほか、10万円を超えるパソコンなどは1年ではなく何年かで分割で申告することができる「減価償却費」として計上できます。
まとめ
- エンジニア案件はリモートワークが多いので副業しやすい
- 副業をはじめるのであれば案件紹介サイトがおすすめ
- エンジニア未経験でも副業はできるが、プログラミングスクールなどでスキルを身に着ける方が効率的