【最新調査】おすすめの着物買取サービス7社＆実際の利用者が明かす買取価格の満足度は？

自宅に眠っている着物をどうにかしたくて、着物買取サービスの利用を考えている方も多いのはないでしょうか。

この記事ではそんな方のために、おすすめの業者や業者の選び方、着物買取でよくあるトラブルなどについて紹介します。

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また当サイト（となりのいろは）では、着物買取サービスの実態について知りたい人が多いことから、実際に着物買取サービスを利用したことがある30歳～59歳の男女94名にアンケート調査を実施。

「着物買取サービスを選ぶ上で重視したポイント」「着物の買取金額に満足したか」などを聞きました。

＼当サイトおすすめの着物買取サービスはこちら！／

【独自調査】着物買取の利用者5人に１人がトラブルを経験

この記事を読んでいる方の中には「家にある着物を買い取ってもらいたい」と思っていながらも「安く買いたたかれたらどうしよう」「買取でトラブルにあいたくない」など、不信感から一歩踏み出せない方も多いはずです。

SNSなどで着物買取でトラブルに合ったという投稿を目にすることも多いでしょう。

実際、着物買取で「押し買い」などのトラブルも増えています。

当サイトでも着物買取に関するトラブルについてアンケートをとりましたが、利用者5人に１人がトラブルにあった経験があることが判明しました。

Q.着物買取の際、トラブルに遭いそうになった・遭ったことがありますか？

「着物買取の際、トラブルに遭いそうになった・遭ったことがありますか？」という質問に、全体の約18％（およそ5人に1人）が「実際にトラブルに遭った」と答えました。

さらに約27％の人が「遭いそうになったことがある」と回答しています。

着物買取すべてが危険というわけではありませんが、この数字を見るとトラブルが他人事ではないことがわかるでしょう。

しかし、事前に安全な業者の選び方や「どんな着物に値段が付くのか」など知識を持っておくことでトラブルは回避できます。

この記事の後半では業者選びのポイントや、トラブルのなかでもとくに多い「押し買い」への対処法などを紹介していきますので、スムーズに買取を済ませるための参考にしてください。

あなたにおすすめの着物買取業者は？7社を徹底比較

「結局どこに依頼したら正解？」

「少しでも高く買い取ってくれる業者を知りたい」

トラブルがある事実を知った今、依頼するのにためらいが生まれている人も多いはず。

しかし早く、安心できる業者に引き取って欲しいのも事実だと思います。

この項目では、全国展開している評判のよい着物買取業者7社の特長を紹介します。

おすすめ1.安心して自宅に呼べる買取サービス1位！ザ・ゴールド(THE GOLD)

「ザ・ゴールド(THE GOLD)」は、安心して自宅に呼べる買取サービス1位（※）に選ばれるほど利用者満足度の高い買取サービスです。（※日本マーケティングリサーチ調べ）

なかなかほかの業者では買い取ってもらえない男性用着物も買取対象で、値段がつかなかった着物を無償で引き取ってくれるサービスもあり、着物の状態や素材に不安がある方でも依頼しやすいでしょう。

また出張買取を利用すると、荷物の移動や電球の交換などを10分間無料で手伝いしてもらえる「思いやりサポート」が受けられます。

もし日常生活でちょっと困っていることがあったら、買取のついでにお願いしてみてはいかがでしょうか？

ザ・ゴールドの
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おすすめ2.独自の販売ネットワークで豊富な買取実績を持つ福ちゃん

※キャンペーン期間：2023年7月1日（土）～2023年8月31日（木）。／対象買取方法：出張買取／条件：上記期間にお問合せをいただき、出張買取予約をされたお客様／対象商品：着物、帯、反物／ほかのキャンペーンとの併用は不可・※店頭買取・宅配買取は本キャンペーンの対象外

「福ちゃん」は、自社で着物市場を運営していたり、呉服屋など全国の小売業者に販売する独自のネットワークを持っていたりする業者です。

販売先が多いため、着物の高価買取が期待できます。

できるだけ高い価格で買い取ってもらいたい方にはおすすめできるでしょう。

また、女性スタッフに出張買取を依頼できる「レディースプラン」（※）や即日出張買取（※）など、ここならではのサービスが満載。

気になる方はぜひ福ちゃんをチェックしてみてください。

※地域限定サービスとなります。詳細は公式サイトにて。

福ちゃんの公式サイトを見る

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おすすめ3.全国どこでも出張査定！バイセル

大手着物買取業者として有名な「バイセル」。

特徴は出張買取に力を入れている点です。

全国に査定員を配置しているため、最短即日での訪問査定・買取が可能だったり、査定員が退出した後に気になったことを聞ける「フォローコール」を受けられたりします。

また、状態が悪い着物も査定可能なので、タンスに長い間しまわれていたような古い着物でも査定してくれます。

買取に出そうか迷っている着物があったら、ぜひ「バイセル」の無料査定を受けてみてください。

バイセルの詳細を見るバイセルの評判を見る

おすすめ4.宅配買取で選ぶなら着物10（旧：ヤマトク）

「着物10」は、宅配買取のみの取り扱いですが、サービスがきめ細やかなのが特長。

たとえば無料で梱包セット（段ボール・ガムテープ・緩衝材を含む）を提供したり、沖縄県などの離島からでも利用が可能だったりします。

さらに、値段がつかなかった着物の無料引き取りも。

宅配買取を考えているなら、それに特化している「着物10」の利用を検討してみてはいかがでしょうか。

着物10の詳細を見る

おすすめ5.宅配買取の返送料も0円なのはココだけ！コメ兵

創業70年超えの老舗業者「コメ兵」には、大きな特長の一つとして「手数料0円」というものがあります。

たとえば出張料、査定料、振込手数料、キャンセル料、宅配買取時の返送料などが一切かからないんです。

他社であればかかるような手数料も無料なので、お得に利用できます。

また、季節外のものもいつでも買取可能だったり、着物を折らずに送れる専用の宅配キットがあったりします。

宅配買取をお得に利用したい方には「コメ兵」がおすすめです。

コメ兵の詳細を見る

おすすめ6.オンライン・LINE買取など新しい買取方法が話題のなんぼや

「なんぼや」には、「オンライン買取」というサービスがあります。

通話アプリを通し、自宅にいながらコンシェルジュに品物を査定してもらえるというもので、その場で買取金額を知ることができます。

また、「状態の悪い品物でもよほどのことがない限りは買取可能」と言っているので、不要な着物をどうしてもお金にしたいという方は、「なんぼや」がおすすめです。

そのほか、査定金額が10%アップする「LINE査定」も行っています。

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おすすめ7.業界トップクラスの店舗数おたからや

全国1,300店舗以上を展開している「おたからや」。

業界トップクラスの店舗数のため、店頭買取が利用しやすいのがメリットです。

また、宅配買取で着物を返送してもらう際の送料も負担してくれるので、買取金額に納得がいかなかった場合や、「やっぱり売りたくない！」となったときも安心。

加えて、最短5分でおよその査定金額がわかる「メール査定」も無料で実施しているので、自宅ですぐに査定額を知りたい方にはおすすめですよ。

おたからやの詳細を見る

査定から着物買取までの流れ

査定の依頼をしてから実際に買取が行われるまで、どんな流れになるのでしょうか？

「店頭買取」、「出張買取」、「宅配買取」をそれぞれ詳しく見ていきましょう。

【店頭買取】STEP①：店頭買取の予約をする

店頭買取の場合、事前に買取予約が必要なところと、いらないところがあります。

自分が買取を依頼したいサービスはどちらなのかを事前に調べておきましょう。

なお、予約不要でも混雑状況によっては待たされるケースがあるので、スムーズに査定に入りたい人は事前に連絡しておくといいかもしれません。

【店頭買取】STEP②：店頭に着物を持っていく

買取の予約を行ったあとは、店頭に着物を持っていきましょう。

この際、着物に汚れや傷がつかないようにしておくと、買取価格の減額を防げます。

【店頭買取】STEP③：査定・買取金額の提示

着物を予約時間に持っていったら、その場で査定を行います。

早ければ5分程度で終わりますが、品物によっては査定に時間がかかり、一時的に預かることもあるようです。

店頭で査定が行われる場合は、査定が終わり次第、買取金額が提示されます。

【店頭買取】STEP④：本人確認書類の提出＆金額の受け取り

着物を売る側が買取金額に納得できたら、契約書に記入し、本人確認書類を提出します。

その後、現金で買取金額を受け取り、終了です。

なお、買取金額に納得できない場合はそのまま返却となります。

その場合でも、査定料は無料です。

【出張買取】STEP①：査定の予約をする

出張買取の場合、まず業者に問い合わせ、自宅にスタッフを手配してほしい旨を伝えます。

その際、売りたい着物の枚数や状態、都合のいい訪問日時などを聞かれるので、あらかじめ確認しておきましょう。

なお、業者によっては即日出張買取や、女性スタッフが受付・訪問・アフターフォローをしてくれる女性客限定のサービスを展開しています。

そのような特別なサービスがあるかどうかも事前に見ておくといいかもしれません。

【出張買取】STEP②：査定スタッフが自宅を訪問・査定

予約した訪問日時になったら、スタッフが自宅を訪ねます。

スタッフは行商従業者証（古物商（中古品の売買を業とする人）であることを証明するもの）を提示し、査定・買取の説明をしたあと、査定に入ります。

希望であれば、玄関先での査定も可能なので、予約時にその旨を伝えておくといいかもしれません。

【出張買取】STEP③：買取成立後、現金にて支払い

査定価格に納得し、買取の意思を伝えたら、契約書に必要事項を記入します。

この時に利用者の本人確認書類の提出を求められるので、準備しておきましょう。

契約書の記入や本人確認が終わったら、その場で現金を受け取り、出張買取は終了です。

なお、買取価格などに不満があり、キャンセルしたい場合は素直に申し出ましょう。

大半の業者はキャンセル料が無料となっています。

もし、利用予定の業者のキャンセル料が無料かどうかが気になるときは、予約時に確認しておくことをおすすめします。

【宅配買取】STEP①：宅配買取の申し込みをする

宅配買取をする場合、まず業者に電話や申し込みフォームから依頼をします。

そのときに、売る着物の枚数や状態、住所などの個人情報を聞かれるので、きちんと答えておきましょう。

また、発送用の箱も送ってくれるところは、どのサイズがいいかも聞いてきます。

どのくらいの大きさの箱なら入りそうか、あらかじめ調べておくと後が楽です。

【宅配買取】STEP②：無料宅配キットを受け取る

宅配買取を申し込むと、1週間程度で宅配キットが送られてきます。

しかし実は、この「宅配キット」の内容は業者によってさまざま。

着物を詰める段ボールまで用意してくれるところもあれば、申込書くらいしか送ってくれないところもあります。

自分が申し込もうとしている業者はどうなのか、申し込む前にチェックしてみましょう。

なお、宅配キットは多くの場合無料でもらえます。

【宅配買取】STEP③：着物を梱包し、送る

箱を用意したら、売りたい着物を詰めていきましょう。

この際、汚れや傷がつかないように注意します。

また、申込書や本人確認書類のコピー、着物の証紙もあわせて同封することをお忘れなく。

梱包が済んだら、近くの郵便局に持っていくか、集荷依頼をするなどして、配送します。

発送料は基本的に業者が負担してくれます。

【宅配買取】STEP④：査定～買取金額の受け取り

品物が業者に到着したら、査定に入ります。

査定結果は、商品が業者に到着してからおよそ1週間程度で来るようです。

買取金額に満足なら、指定の口座にお金が振り込まれます（振込手数料は業者負担）。

満足できずキャンセルする場合は返送を依頼できますが、送料は利用者負担になるので注意しましょう。

未成年者は基本的に利用不可！買取に出す前に注意すべきこと2つ

ここまで3つの買取方法の流れを見てきましたが、注意すべき点が2つあります。

①本人確認書類を必ず用意する

品物を買取に出す場合、必ず本人確認書類の提示が求められます。

どんなものが本人確認書類になるのかは業者によって違うので、事前に調べておきましょう。

なお、大手の業者のサイトを見てみると

• 運転免許証
• パスポート
• 健康保険証
• マイナンバーカード
• 住民票
• 住民基本台帳カード
• 特別永住者証明書

などが本人確認書類になるようです。

②未成年者の利用は基本的にNG

多くの着物買取サービスは、未成年者の利用を禁止しています。

しかし、一部の業者や大手のリサイクルショップだと、18歳以上であれば買取サービスを利用することが可能です。

着物を売りに出すときは、申し込む人の年齢やお店選びにも気を付けましょう。

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着物買取サービスを選ぶポイント

「着物買取サービスってどうやって選べばいいの？」

こんなお悩みを持つ方も多いのではないでしょうか？

ここでは、たくさんある業者のなかから適切なものを選ぶ方法を紹介します。

出張査定料・送料・振込手数料などが無料か

着物を買取に出すなら、余計な出費は抑えたいですよね。

それなら、

• 出張査定料（出張買取を利用する際にかかる手数料）
• 送料（宅配買取を利用する際や、査定に出した着物を返却してもらう際にかかる手数料）
• 振込手数料（買取金額を口座に振り込んでもらう際にかかる手数料）

が無料かどうかを確認しておくのがおすすめ。

細かいところではありますが、それぞれに数百円～数千円払ったら逆に損をしていたということにもなりかねませんので、注意しましょう。

着物の買取方法の種類

着物の買取方法には、「店頭買取」、「出張買取」、「宅配買取」の3つがありますが、すべての業者でできるわけではありません。

たとえば「出張買取は○○県にお住まいの方限定」と言っている業者もいますし、もとから宅配買取を行っていない業者もいます。

どれだけサービスの内容がよくても、自分がそもそもその業者に着物を渡す術がなかったら元も子もないので、あらかじめチェックしておきましょう。

出張買取・宅配買取の対応エリア

出張買取・宅配買取を依頼する際は、対応エリアにも注意しましょう。

「宅配買取は自宅から着物を送るだけだし、居住地は関係ないのでは？」と思われるかもしれませんが、実は注意しなければならないポイントです。

というのも、各社のホームページをよく見てみると、「離島や一部地域ではご利用できない場合があります」と但し書きしてあるケースが多いです。

心配なら、事前に業者に確認することをおすすめします。

クーリング・オフ制度

クーリング・オフ制度とは、「正しく記載された書面（申込書面または契約書面）を受け取ってから一定期間中は無条件で解約できる」というもの（消費者庁ホームページより）。

着物買取サービスの場合、基本的に8日間以内に申し出ればキャンセル・返品が可能です。

しかし、買取業者のサイトをのぞいてみると、「クーリング・オフ制度が利用できるのは出張買取のみ」と言っているところが大半。

店頭買取・宅配買取は対象外となるケースが多いため、各業者のホームページで一度調べておきましょう。

買い取ってもらえるものの状態・条件

依頼をしたからといって、すべての着物が買取可能なわけではありません。

たとえばウールやポリエステルで作られた着物は、ほとんど買い取ってもらえないか、値段がつきません。

そもそも新品の価格が安いため、中古の需要が少ないからです。

しかし、人気のブランド品であれば買い取ってもらえる可能性があるため、気になる方は一度業者に確認してみましょう。

ちなみに、買取価格がつかない（買い取ってもらえない）可能性が高い着物の例には、

• 虫食いやシミ・シワ・汚れ・色焼け・変色・臭いがある
• 喪服
• サイズが小さいもの
• 何十年も前に誂えたもの
• 男性着物（業者によっては買取してくれるところもある）

といったものもあります。

自分が売ろうと思っているものを買い取ってくれる業者を選びましょう。

無料査定を依頼し、買取金額で選ぶのもあり

着物買取サービスのなかには、無料で査定をしてくれる業者がいくつかあります。

他社との買取価格の比較ができるので、できるだけ高く買い取ってほしい際はぜひ複数の業者で無料査定を受けてみてください。

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【実際の利用者に聞いた！】着物買取サービスの選び方＆買取価格への満足度

当サイトでは実際に着物買取を行った94人にアンケートを実施し、

• 着物をどこで買い取ってもらったか
• 着物買取サービスを選ぶ上で重視したポイント
• 着物の買取価格についての印象
• 着物の買取金額に満足したか

を調査しました。

どこで着物を買い取ってもらうか悩んでいる方、買取金額が満足できるものなのかを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください！

着物はどこで買い取ってもらいましたか？

着物買取サービスを使ったことがある人の半数は、着物買取業者に依頼していました。

着物は親や家族から受け継いだ愛着のあるものですので、きちんと知見がある業者に鑑定してもらいたいという気持ちが強いのかもしれません。

また「できるだけ高い値段で買い取ってほしい」と考えている方も多いはずなので、この結果にはうなづけます。

着物買取サービスを選ぶ上で重視したポイントは何ですか？

調査対象：着物買取を依頼したことがある30歳～59歳の男女94名（複数回答）

続いて着物買取サービスを選ぶ基準について聞いてみたところ、「無料査定ができるかどうか」が僅差でトップに躍り出ました。

着物を売る際は事前に査定することが大切ですし、買取価格に満足すればそのまま買取を依頼できるので、無料査定できるところが選ばれるのは納得です。

そのほか「知名度の高さ」「査定から入金までの期間の短さ」「宅配買取ができるかどうか」など、安心感が持てるところや各利用者の目的に合わせたサービスを展開しているかどうかが重視されているようです。

みなさんも着物買取サービスを選ぶ際は、各サービスの細かい部分にまで目を配りましょう。

着物の買取価格についての印象を教えてください。

調査対象：着物買取を依頼したことがある30歳～59歳の男女94名（単一回答）

着物買取を検討している人ならもっとも気になるであろう買取金額についても調査。

その印象について聞いてみたところ、およそ半分の人は「想定以上・想定通りの価格で売れた」と回答しました。

さらに、買取価格の満足度について聞いてみると、

という結果に。

着物を買取に出すか迷っている方も多いと思われますが、金額については満足した人が多数なので、買取に出す方が得かもしれません。

無料で査定してくれるところも多いので、金額を事前に知りたい方はまず査定に出してみましょう。

【コラム】着物で「高額買取」を期待してはいけない理由

買取価格がつきやすい着物の特徴を伝えましたが、「高額買取」を期待するのはやめておいた方がいいです。

なぜなら、現在着物は「特別な日に着るもの」とされており、普段着として着用する機会がほとんどないから。

つまり、着物自体の需要が昔ほどないからです。

そのため、たとえ新品でいい素材で作られたものであっても、買取金額は1枚につき数百円～数千円だったりします。

それでも「着物は高価」というイメージがついているせいか、「数万円はもらえるだろう」と思い込んで買取サービスに行き、値段を聞いてがっかりするケースが多発しているそうです。

残念ですが、買取サービスに出す際はあまり金額に期待しすぎないようにしましょう。

買取価格がつきやすい着物の特徴

「着物買取サービスを選ぶポイント」では、買取価格がつきにくい着物の例をあげました。

では逆に、価格がつきやすい着物の特徴はなんでしょうか？

こちらで紹介していきます。

有名産地の着物（証紙・残り布つき）

着物には、全国各地に有名産地があります。

西陣織、京友禅が有名な京都府、本場大島紬が有名な鹿児島県など。

あなたの着物が有名産地で作られた伝統的工芸品や産地織物である場合、買取価格がつきやすいですが、「証紙」があるとより安心です。

証紙とは、検査に合格した高品質な着物であることを示す証明書のこと。

業者に着物の買取を依頼する場合は、証紙もあわせて出すようにしましょう。

また着物を仕立てたときに残った「残り布」もあるといい値段につながりやすいです。

有名作家が手がけた着物（落款つき）

京都の手描き友禅作家の羽田登喜男、型絵染の人間国宝であり染色作家の稲垣稔次郎など、着物業界には有名作家と呼ばれる人たちがいます。

その人たちが手がけた着物は人気が高く、価格がつきやすいです。

また、作品が完成した時に作家がつけた捺印や署名（落款）がついていると、さらに価値が高まります。

着物買取に出す際は、落款の有無にも注目してみましょう。

新品の着物

着物は新しいものほど買取金額が上がる傾向にあります。

とくにしつけ糸がついている新品は、（素材やブランドなどにもよりますが）価格がつきやすいです。

もししつけ糸がついていたら、切らずに買取業者へ持っていきましょう。

サイズが大きい着物

着物はサイズが大きい方が価値があるとされます。

着用者の身長や体型を選ばず、仕立て直しも可能だからです。

着物買取サービスによっては、買取可能なサイズを具体的に提示しているところもあります。

気になる業者があったら、サイズの規定がないかチェックしてみてください。

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着物の買取金額に影響するポイント

「着物ってどんなところで価格が決まるの？」

そんな疑問を持つ方のために、着物の買取金額に影響するポイントをまとめました。

着物の状態

言うまでもありませんが、着物は汚れているよりもきれいな方が、中古よりも新品の方が値段がつきやすいです。

また、先にあげた通り、

• 虫食いやシミ・シワ・汚れ・色焼け・変色・臭いがある
• 何十年も前に誂えたもの

といったものは買取できない可能性が高いので注意。

しかし「何十年も前に誂えたもの」に関しては、状態のいいアンティーク着物であれば、比較的いい値段で買い取られることもあります。

アンティーク着物とは、昭和初期までに作られた着物のこと。

独特な模様や柄が施されており、今でも人気が高いため、いい値段がつくこともあるそうです。

ただし、アンティーク着物も状態がよくないと値段がつかないので、売る前には必ずコンディションをチェックしておきましょう。

着物の生地の素材

ウールやポリエステルで作られた着物はほとんど買い取ってもらえないと言いましたが、正絹、麻、木綿で作られたものには値段がつく可能性があります。

正絹とは、絹100％の糸で織られた織物のこと。

正絹の着物には絹特有の光沢や肌触りのよさがあり、高級感を演出してくれます。

また麻製の着物は通気性と放熱性が優れており、水洗いもできるので夏にぴったり。

木綿製の着物は、麻製と同じく水洗いでき、気楽に着られるメリットがあります。

ぜひ、売りに出そうと思っている着物の素材にも注目してみてください。

着物の格・種類

着物には以下のように、格や種類があります。

• 礼装着（第一礼装）：打掛、黒留袖、大振袖（本振袖）、喪服など
• 準礼装（略式礼装）：色留袖、訪問着、振袖、色無地など
• 外出着：付け下げ、小紋、紬の訪問着など
• 街着・普段着・浴衣：紬、絣、黄八丈、ウール・木綿、浴衣など

礼装着（第一礼装）は、婚礼や公的な儀式で着られる、もっとも格調の高い礼装着。

準礼装（略式礼装）は、礼装着（第一礼装）に次いで格調が高いもので、結婚式の披露宴、入学式などで着用します。

外出着は、格があるものから日常生活で楽しめるものまで揃い、幅広いシーンで着られるもの。

街着・普段着・浴衣は、ちょっとした外出に着られるものです。

格・種類によって買取価格が変動するので、気になる方は無料査定に出して確認してみましょう。

証紙・落款の有無

有名産地で作られたものや有名作家が手がけたものに付属する証紙・落款は、その着物の品質のよさを示す証明書なので、買取に出す際は必ず提示すべきです。

なぜなら、この有無によって査定金額に差が出るからです。

もちろん、証紙・落款があったほうが金額が上がります。

ある場合は必ず買取業者に提出し、ない場合はその旨を伝えておきましょう。

着物のサイズ

先ほども述べましたが、着物は大きなものの方が値段がつきやすいです。

逆に小さいと、仕立て直して販売するのが難しく、最初から買取を断られることもあります。

買取を依頼したい業者が見つかったら、着物のサイズに規定があるかどうかを必ず確認するようにしてください。

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着物買取サービスの買取依頼の方法3つ

着物買取サービスを使う前に、どんな方法で買取が行われているのか見ていきましょう。

①店頭買取

店頭買取は、家の近くに着物買取サービスの店舗がある場合に使える方法。

店舗に直接着物を持って行き、その場で査定を依頼します。

メリットは

• その場で査定結果を確認でき、店によってはその場で買取金額を受け取れる
• 担当者にわからないことをその場で聞ける
• 業者を家に入れずに済む

デメリットは

• 着物を店舗まで持ち運ばなければならないのが面倒
• 事前予約をしなければならないところもある
• 予約なしでOKの場合でも、待ち時間を取られることがある

近くに店舗があって、かつ時間にゆとりがある人には店頭買取がおすすめです。

②出張買取

出張買取は、着物買取サービスのスタッフが利用者の自宅にまで来てくれるもの。

依頼から買取までの手続きを、自宅で完結させることができます。

メリットは

• 自宅から出る必要がない
• 着物を店舗まで運ぶ必要がない
• 業者と直接話せる

デメリットは

• 業者の出張エリアが限られているケースが多い
• 家に業者を入れなければならない
• 事前に予約する必要がある

「着物を運びたくないけど直接業者と話したい」、「自宅で査定してほしい」という人には、出張買取がぴったりです。

③宅配買取

宅配買取は、売りたい着物を箱に梱包し、着物買取サービスの店舗に配送するというもの。

宅配キットを無料配布している業者も多く、コロナ禍でも人気の買取方法となっています。

メリットは

• 買取の申し込みから査定結果の確認まで、誰とも会うことなくできる
• 自分の都合のいいときに梱包・配送手続きをすることが可能
• 査定に立ち会う必要がないため、時間的な拘束が少ない

デメリットは

• 自分で梱包しなければならない手間が発生する
• キャンセル時の送料が有料の業者が多い
• 業者によっては着物を詰める箱を配布してくれない（自分で用意しなければならない）

「仕事や家事で忙しいけど、着物を売ってしまいたい！」と思っている方には、宅配買取がおすすめです。

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着物を売るための5つのサービス＆メリット・デメリット

着物を売るには、着物買取業者を含めて5つのサービスがあります。

それぞれのメリットやデメリットを見ていきましょう。

リサイクルショップ

着物以外でも、貴金属や生活用品、家電など、なんでも取り揃えているリサイクルショップ。

リサイクルショップに着物買取を依頼するメリットは、全国展開をしているため、気軽に買取依頼ができる点です。

デメリットは着物の知見を持つ人が少なく、正しい値段で買い取ってもらえない可能性が高い点です。

そのため、

• 「とりあえず買い取ってもらえればいい」と思っている人
• ほかの業者で着物を買い取ってもらえなかった人

にはおすすめと言えるでしょう。

フリマサイト・オークション

今や多くの人たちに浸透しているフリマサイトやオークション。

フリマサイトやオークションに着物買取を依頼するメリットは、

• 自分で価格を設定できる
• 自宅で出品の手続きができる

デメリットは、

• 買いたい人から価格交渉を受けるリスクがある
• 出品・梱包・発送の手間がかかる
• いい着物を安く買われてしまう可能性がある

です。

そのため、

• 自分で着物の買取価格を決めたい人
• 誰にも会わずに出品したい人

にはおすすめと言えるでしょう。

質屋

質屋とは、自分の品物を預ける代わりにお金を借りる場所のこと。

たとえばあなたがお金に困っている場合、品物（着物や貴金属など）を質屋に預けることで、質屋からお金を手配してもらえます。

お金（＋利息）が返済できれば、品物はあなたに返却。

返済できない場合は、預けている品物を質屋が商品として販売することとなり、お金と利息の返済義務がなくなるという仕組みです。

また質屋では、不要なものを買取してもらえることもあります。

質屋に着物買取を依頼するメリットは、

• 店頭で査定をしてもらうことが多いため、スタッフと直接やりとりできる

デメリットは、

• 着物の買取価格が減少傾向にある

です。

そのため、

• スタッフと直接やりとりしたい人
• 「とりあえず買い取ってもらえればいい」と思っている人

にはおすすめと言えるでしょう。

着物買取業者

着物に関する知識を持つ人たちが集まる、着物買取業者。

着物買取業者に依頼するメリットは、

• 着物の価値がわかる人に査定してもらえる
• 「販売ルートが確保されている」などの理由で、できるだけ高い値段で買い取ろうとしてくれる業者もある
• 買取方法を選べる業者が多い

デメリットは、

• 状態や素材によって着物の買取が不可となるケースがある

です。

そのため、

• 着物の知見がある人に査定してほしい人
• 着物を適正な価格で売りたい人

にはおすすめと言えるでしょう。

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注意！着物買取でよくある「押し買い」とその予防法

ここまで読んで、「よし、自分も着物買取を依頼してみよう！」と思った方は多いでしょう。

しかし、その前に知っておいてもらいたい事実があります。

実は、着物買取サービスの利用者の間で、「あるトラブル」が多発しています。

それが「押し買い」です。

ここでは、「押し買い」とはどんなトラブルなのかや、その予防法、遭ってしまったときにやるべきことを紹介します。

「押し買い」とは？

福岡県遠賀郡遠賀町のホームページによると、「押し買い」とは

1. 「不用品を買い取る」と電話などで勧誘して個人宅を訪問
2. 実際には本人が売ろうとしていたものではなく、宝石や貴金属などを強引に買い取っていく

以上のプロセスを経た商法を指します。

着物買取の場合によくあるのが、突然「買取業者」を名乗る人物が訪問してきたり、「いらない着物はないですか？」としつこく電話をしてくるパターン。

「買取業者」は「いらない着物を買い取る」という体で利用者の自宅を訪ね、「着物以外に売れそうなものがないか確認させてください」と言い、無理やり部屋に押し入ります。

その後金目の物を見つけると、それらを安く買い取り、高額で転売するそうです。

なかには、着物を結局買い取っていかなかったり、買取された品物を取り返そうと連絡しても、「返品不可」「紛失した」と言って対応しないケースも。

着物を買取に出したいのであれば、このような悪徳業者には注意しましょう。

予防法①：怪しい電話・訪問者は相手にしない

悪質な着物買取サービスの被害に遭わないためには、まず怪しい電話・訪問者をシャットアウトすることが大切です。

そもそも一般の着物買取サービスは、突然の訪問や電話などはしてきません。

あくまでもこちらが依頼した場合のみ対応します。

そのため、こちらが連絡していないのに急に訪問してきたり、電話をしてくる業者がいたら、すぐに「怪しい」と疑いましょう。

きっぱり断る、場合によっては警察に相談するなどし、相手にしないのが得策です。

予防法②：買取方法を選べるサービスに依頼する

押し買いは、業者を自宅に入れることによって発生します。

であれば、家にスタッフを入れなくても買取を行ってくれる業者を選ぶべきです。

一般の着物買取サービスには、出張買取のほか、店頭買取・宅配買取を行っているところがたくさんあります。

家に見知らぬ人を入れたくない場合は、買取方法を選べる業者に依頼するのがおすすめです。

予防法③：クーリング・オフ制度を事前に説明する業者を利用する

優良な着物買取サービスであれば、査定時にクーリング・オフ制度についての説明があります。

逆に買取前にきちんとした説明がなければ、その業者はあまりいいところではないかもしれません。

説明がないなと思ったら、一度自分からクーリング・オフ制度について聞いてみましょう。

それでも説明がなければ、その業者は利用しないほうがいいです。

もし怪しい買取業者を家に入れてしまったら

では、万が一怪しい買取業者を家に入れてしまった場合、どうしたらいいのでしょうか？

対策としては、

• 家族や近隣の人を呼び、1人で対応しないようにする
• 相手が何者なのかを確認する（古物商（中古品の売買を業とする人）には、許可証等の携帯が義務付けられています）
• 買取条件などを記載した書面を作ってもらう
• （怖い思いをした、無理やり金品を持っていかれたなどの場合は）警察や消費生活センターに相談する

といったものがあげられます。

以上を踏まえて、怪しい業者に騙されずに着物買取を行いましょう。

「着物 買取」のQ&A

「着物 買取」のQ&Aをまとめました。

Q1.親が昔数百万円で買った着物をもらい受けましたが、着る機会が少ないので、買取に出そうか迷っています。

着物は昔は需要が高かったですが、現代ではほぼ晴れの日しか着ることがなく、需要も落ち込んでいます。

そのため、購入時は数百万円だったとしても、今買取に出すと数千円程度にしかならないこともあります。

有名産地や有名作家による作品で、状態がよく、証紙・落款がまだ残っているなら高値がつく可能性はありますが、やはり数百万円にはほど遠い買取金額になるでしょう。

であれば、売らずに自分の晴れの日に着る、次世代やほしい人に引き継ぐという選択肢があってもいいのではないでしょうか。

着物には、お金に換算できない価値が宿るもの。

手元に残す、本当にほしい人に譲るなど、「売る」以外の選択肢を考えてみるのもいいでしょう。

Q2.売りたい着物が何十枚もあるんですが、買取してもらえますか？

着物買取サービスによっては、買い取ってもらえます。

各業者のホームページなどを確認して、「大量買取可能」という記載があるかどうかを見てみてください。

逆に「1枚だけでも買取OK」と言っているところもあるので、買取枚数が不安な方はいろいろな業者のサイトをのぞいてみましょう。

Q3.証紙・落款がない着物は買取してもらえませんか？

証紙・落款がなくても買取してくれる業者はあります。

こちらも各業者のホームページに買取可能かどうかがだいたい書いてあるので、チェックしてみましょう。

記載がなければ電話やメール、店頭で、直接スタッフに聞いてみるのがおすすめです。

Q4.シミや虫食いがある着物の買取は難しいですか？

シミや虫食い、汚れなど、懸念点がある着物の場合は、業者によって対応が大きく異なります。

「買取対象になりません」と断言しているところもあれば、「どんな状態でもOKです！」と言っているところもあるからです。

しかし、「どんな状態でもOK」と言っていても、必ず買取してくれるという保証があるわけではありません。

買い取ってもらえるか知りたい方は、業者に連絡し、着物の状態を詳しく説明して、買取の可否を聞いてみましょう。

まとめ

• 着物買取サービスは手数料・買取条件・買取金額などで選ぼう
• 自分の着物が買取対象かどうか、事前に調べたり業者に確認したりしよう
• 着物を買取に出す際は、買取価格にあまり期待しないようにしよう