みなさんは、ITエンジニアが第二新卒の未経験者にとって転職しやすい業界であることを知っていますか?
ITエンジニアへの転職は決して難しいものではありません。
第二新卒者だからこその転職活動での強み、未経験者がIT業界に歓迎される理由、おすすめの転職エージェントをまとめました。
また当サイト(となりのいろは)では、第二新卒で転職をした703人に調査を実施。
第二新卒での転職活動で具体的に行ったことや、転職することへの不安、転職してよかったかどうかなどを聞きました。
転職したいあなたの背中を押してくれるデータが公開されていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
調査概要
- 調査実施会社:トレンダーズ株式会社
- 実施期間:2022年5月24日〜5月30日
- 有効回答数:新卒(第二新卒)で会社を辞めた経験のある20歳から29歳までの男女703人
- 調査方法:インターネット調査(Surveroidを利用)
目次
第二新卒で「転職してよかった」と回答したのは85.4%!
当サイトでは、第二新卒で転職をした703人に調査を実施。
まず「第二新卒で転職をしたのはいつごろか」を聞いたところ、以下のような回答になりました。
Q.第二新卒で転職をしたのはいつ頃ですか。
1位 | 2年以上3年未満 | 29.7%(207人) |
2位 | 3か月以上半年未満 |
19.1%(133人) |
3位 | 半年以上1年未満 | 18.1%(126人) |
4位 | 1年以上2年未満 | 17.5%(122人) |
5位 |
3か月未満 |
15.6%(109人) |
ダントツで多かったのは「2年以上3年未満」。
およそ3割の方が2年くらいで転職をしたということになります。
続いて「第二新卒で転職することに不安があったか」を聞いてみたところ、
- はい:68.3%
- いいえ:31.7%
という結果になりました。
キャリアが短いためか、第二新卒で転職にチャレンジすることに勇気が必要だった方はかなり多いようです。
しかし「第二新卒での転職を振り返って、あなたの気持ちに近いものは?」という質問をすると、
- 転職して良かった:85.4%
- 転職しなければよかった:14.6%
と、なんと9割近くの方が「転職して良かった」と思っていることが判明しました。
転職時の不安は強いけど、それを乗り越えてよりいい職場に入れた方が多いようですね。
「転職したいけど第二新卒だから雇ってもらえるか心配……」という方も、自分の可能性を信じて転職にチャレンジしてみてください!
知っておきたいITエンジニアの種類
ひとくちに「ITエンジニア」と言っても、仕事の種類はさまざま。
ITエンジニアは何を扱うかにより、職種が細かく分類されています。
- システムエンジニア:システム開発からテストまでの一連の流れに携わる
- サーバーエンジニア:サーバーを動かすアプリケーションの運用
- データベースエンジニア:データベースの設計と構築、運用、保守
- ネットワークエンジニア:ネットワークシステムの構築
- プログラマー:システムエンジニアが作った設計図をもとに機能を実装
まずは自分がどんなエンジニアになりたいのかを具体的に考えることが大事です。
その後必要であれば勉強や実践を積み、転職先で活躍できるエンジニアを目指しましょう。
第二新卒者がもつ転職活動の強みは3つ
第二新卒者は経験やスキルが少なく、転職に不利だと思われがちです。
しかし、第二新卒者は新卒者に近い年齢と社会人経験という2つの良さをあわせ持っているといえるでしょう。
強み1.社会人経験があり、ビジネスマナーの基礎教育が完了している
第二新卒者は短期間の社会人経験があります。
よって、電話対応や名刺交換などの社会人マナーを前職で学習済みであるといえるでしょう。
企業は第二新卒者に対してビジネスマナーの教育や研修が不要なので、時間とコストを削減できます。
強み2.他の年代よりもフレッシュさやモチベーションの高さがある
第二新卒者は、ほかの年代の中途採用者と比較するとフレッシュさがあるのも魅力です。
加えて、仕事に対してのモチベーションの高さもあります。
短期間で転職している第二新卒者は危機感を持っており、周囲に遅れを取るまいと努力するタイプが多いといえるでしょう。
強み3.政府が第二新卒の採用を奨励している
第二新卒者を採用することは、企業にとって金銭的なメリットもあります。
「特定求職者雇用開発助成金(三年以内既卒者等採用定着コース)」とは、第二新卒者を採用した企業が助成金を受け取れる制度です。
最近では第二新卒者の採用枠を増やす企業が多くあり、第二新卒者にとっては転職しやすい状況といえるでしょう。
ITエンジニア未経験の第二新卒が転職できる理由は2つ
IT業界では、未経験者を歓迎しています。
未経験でもITエンジニア業界に転職できる理由は以下です。
理由1.ITエンジニアが活躍する場が増えてきている
近年ではさまざまな業界にIT化の波が来ています。
例えば自動車や食品、建築業界などIT化が進む業界は多岐に渡ります。
そのためITエンジニアの活躍の場が増え、ますます人材が求められる傾向があります。
理由2.ITエンジニアの人材が不足している
ITの活躍の場は増えていますが、人手不足が深刻化しています。
平成28年に経済産業省が行った調査では、2030年には約79万人ものIT系人材が不足すると発表されました。
エンジニアやプログラマーの仕事はきついと、昔のイメージが残っているのも原因でしょう。
近年では未経験者の育成に力を入れるIT企業が徐々に増えてきています。
第二新卒の未経験者がITエンジニアへ転職する方法2つ
第二新卒の未経験者がITエンジニアに転職する方法は以下の2つです。
- 転職エージェントを利用する
- 転職支援のあるスクールへ通う
方法1.転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、求職者のスキルと希望に合った求人を提案してくれるサービスです。
求人紹介に加えて面接や応募書類作成のサポートや転職成功後のアフターケアも行います。
IT業界に詳しいキャリアアドバイザーからIT業界の現状や将来性も詳しく聞くことができるでしょう。
方法2.転職支援サービスのあるスクールへ通う
プログラミングの知識がない人は、転職支援サービスのあるプログラミングスクールに通うのが効率的です。
転職支援サービス付きのスクールならプログラミングが学べることに加えて、転職先のあっせんと面接対策なども受けられます。
転職に成功すれば、受講代が無料になるスクールもあります。
第二新卒の未経験者には「転職エージェント」の利用がおすすめ
第二新卒の未経験者がITエンジニアを目指すのなら、転職エージェントの利用がおすすめです。
初めての転職活動では、キャリアアドバイザーの存在が心強いでしょう。
転職相談とサポートが無料で受けられて、自分の条件に合った求人を紹介してもらえます。
転職エージェントでキャリアアドバイザーの支援を受けつつ、転職活動をするのが効率的でおすすめでしょう。
第二新卒転職者の4人に1人が転職エージェントを利用している!
当サイトの調査では、第二新卒で転職した方に「転職を考えたとき、どんな行動に出たか?」を聞いてみました。
Q.第二新卒での転職を検討し始めたときにとった行動として、当てはまるものをすべてお選びください。
1位 | 転職サイトに登録した | 40.0%(279人) |
2位 | 友人や家族に相談した | 25.7%(179人) |
3位 | 転職エージェントに登録した | 25.0%(174人) |
4位 | (転職先が決まる前に)会社を辞めた | 18.7%(130人) |
5位 |
上司に相談した |
14.2%(99人) |
※複数回答
その結果、「転職サイトに登録した」「友人や家族に相談した」に続き、「転職エージェントに登録した」が3位にランクイン。
4人に1人となる25%の方が利用していたことが判明しました。
第二新卒の方の多くは、転職活動をするのが初めてで、何から始めたらいいのかわからないと思います。
転職エージェントなら、転職のプロがあなたに直接アドバイスをしてくれますし、非公開の求人情報を見られる可能性もありますので、きっと「長く働きたい!」と思える会社に出会えるはずですよ!
関連記事:【973人調査】転職エージェントおすすめランキング!業種・サービス別に徹底比較
エンジニア職に強い!IT業界未経験者におすすめの転職エージェント2選
ITエンジニアに強い転職エージェントを2つまとめました。
第二新卒の未経験者の方にもおすすめです。
1.未経験でも手厚いサポートが受けられるワークポート
ワークポートはIT業界専門で人材紹介を行ってきた会社です。
IT業界に強みがあり、未経験者でも手厚いサポートが受けられます。
ワークポート内にあるITエンジニア・プログラマー専門の転職サイト「hello world」には、関連企業の求人が充実しています。
2.IT業界でエンジニア以外の仕事に挑戦してみたいならGeekly
Geekly(ギークリー)とは、ITとWeb、ゲーム業界専門の転職支援を行っているサイトです。
ITエンジニア職だけでなく、IT業界の幅広い求人を扱っています。
首都圏勤務の案件を中心に扱っており、対応の早さとマッチング率の高さが頼れるサービスです。
第二新卒に強い!「第二新卒特化型」転職エージェント
第二新卒の転職支援に特化した転職エージェントもおすすめです。
以下では3つの転職エージェントを紹介します。
1.第二新卒特化型のマイナビジョブ20’s
マイナビジョブ20’sは、20代対象の求人を扱う転職エージェントです。
未経験者OKの求人も多く取り扱いがあります。
20代を専門としているため、第二新卒者の転職市場に精通したキャリアアドバイザーが多数在籍しているのが特徴といえるでしょう。
20代未経験向けのサポート充実!ハタラクティブ
ハタラクティブは、社会人未経験者や20代向けのサポート体制が整っている転職エージェントです。
入社後すぐに転職を考えている方に向いていて、業種未経験者可の求人も多数扱っています。
求人情報の詳細に加えて現場の雰囲気も教えてもらえ、納得のいく転職活動が可能でしょう。
第二新卒でITエンジニア未経験者が転職エージェントを利用する際のコツ
第二新卒の未経験者がITエンジニアを目指す場合、以下のことに気をつけましょう。
コツを意識することで、第二新卒者の未経験者でもITエンジニア職への転職を目指すことができます。
コツ1.キャリアプランを明確にする
第二新卒者が転職活動する時には、ビジョンとキャリアプランを明確にしておきましょう。
なぜなら、第二新卒者を採用する側は「求職者が入社後すぐに企業を辞めるのではないか」と不安に思っているからです。
「どうしてITエンジニアに転職したいのか」はもちろん、「高い熱量を持って転職しようとしている」ということを自分の言葉でアピールすることが大切です。
コツ2.コミュニケーションや協調性をアピールする
社会人経験の浅い第二新卒者がIT業界に未経験で転職する際は、コミュニケーション能力と協調性をアピールしましょう。
なぜなら、ITエンジニアはチームを組んで働くことや顧客との交渉の場面が多い職種だからです。
IT業界への転職活動では、とくにコミュニケーション能力と協調性を強くアピールするのがおすすめです。
コツ3.複数の転職エージェントを利用する
転職エージェントは複数利用して転職活動を進めましょう。
信頼できるキャリアアドバイザーに、すぐ出会えるとは限りません。
複数のエージェントに登録した方が多くのキャリアアドバイザーと話す機会が持て、よりたくさんの求人を紹介してももらえます。
満足のいく転職活動にするためにも、気になる転職エージェントに複数登録しておきましょう。
関連記事:転職エージェントは複数登録がベスト!キャリアアドバイザーに聞く上手に使う秘訣
第二新卒者の転職エージェントの利用に関するQ&A
転職エージェントを初めて利用する第二新卒者は多いのではないでしょうか。
初めてでも安心して利用できるように転職エージェントに関するQ&Aをまとめました。
Q1.複数のエージェントから同じ求人に応募してもいいの?
複数の転職エージェントから、同じ企業の求人に応募は控えましょう。
なぜなら、同じ企業の求人に複数応募すると、自己管理ができない人という印象を持たれるのでやめましょう。
また、登録しているエージェント側にも迷惑がかかります。
Q2.担当のキャリアアドバイザーの変更は申し出ても大丈夫?
担当のキャリアアドバイザーを変更してもらうことは可能です。
自分とは合わないなと感じたら、転職エージェントに変更を申し出ましょう。
自身が満足のいく転職をするためには、キャリアアドバイザーへの不満は申し出ることをおすすめです。
まとめ
- ITエンジニアは人手不足な状態
- 第二新卒の未経験者でも歓迎してもらいやすい業界
- 第二新卒の未経験者は転職エージェントを利用して転職するのがおすすめ
ITエンジニアになりたいんだけど、第二新卒者でもなれる?