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有期雇用派遣だと契約期間があり、期間内だと原則として退職できません。
しかし、中には事情があって今すぐにでも辞めたいという人もいるでしょう。
そこでこの記事では、派遣を辞めさせてくれないときの対処法を5つ紹介します。
辞めるまでの具体的な流れや辞める際の注意点も取り上げているので参考にしてください。
この記事のポイント
- 派遣契約期間内でも辞められる正当な方法
- 辞めさせてくれない派遣会社を辞める方法
- 派遣を契約期間中に辞めるリスク、注意点
目次
原則として契約期間内は派遣を辞めさせてくれない
派遣は基本的に契約を更新するタイミングでないと退職できません。
正社員と違って、派遣は特定の期間働くことを約束した有期雇用契約を結ぶことが多いです。
たとえば、1年で契約した場合は、少なくとも1年は働く必要があります。
契約期間は派遣会社によって異なりますが、契約を満了しないと辞められないのは変わりません。
派遣が契約期間内に辞める条件は4つある
派遣は原則として契約期間内に退職できませんが、以下の条件を満たせば契約期間内でも辞めることが可能です。
- 1年以上働いている
- 退職せざるを得ない事情がある
- 派遣先や派遣会社に違法性がある
- 雇用先から同意を得られる
- 上記のいずれかを満たせば、契約期間内でも辞められます。
逆に言えば、4つの条件のうち1つでも満たせない場合は、基本的に退職できないので注意しましょう。
契約期間内に派遣を辞めさせてくれない時の対処法5つ
派遣を辞めさせてくれないときの対処法を5つ紹介します。
5つの方法を確認して、自分に合った方法で退職を目指しましょう。
- やむを得ない事情を伝える
- 派遣会社に相談する
- 内容証明郵便で派遣会社へ退職届を送る
- 労働基準監督署に相談する
- 退職代行を利用する
対処法1.やむを得ない事情を伝える
派遣はやむを得ない事情があれば退職できます。
特別な事情があって働けない場合は、辞めざるを得ないからです。
では具体的にどのような理由であれば「退職もやむを得ない」と思ってもらえるのか紹介します。
体調不良を理由に辞める
体調不良によって働けないことは、やむを得ない事情として認められます。
たとえば、うつ病や適応障害といった精神疾患だと、まともに働けません。
派遣会社としても体調を崩した人に対して、働くように強制することも不可能です。
体調不良は回復が優先されるため、契約期間内でも問題なく退職が認められます。
家庭の事情を理由に辞める
家庭の事情もやむを得ない事情として認められます。
家庭の事情というと漠然としていますが、具体的には以下のものです。
- 家族の看護が必要になった
- 親の介護が必要になった
- 親の仕事を継ぐことになった
上記のケースだと派遣で働くことができないため退職できます。
引越しを理由に辞める
派遣先に通えない距離に引っ越す場合も、退職を認められます。
遠方に引っ越すのであれば、物理的に派遣先へ通うこともできません。
たとえば、大阪で働いている人が東京に引っ越すと、勤務するのが厳しいです。
事情があって物理的に通えない場所へ引っ越すのであれば、契約期間内でも問題なく退職できます。
対処法2.派遣会社に相談する
契約期間内に派遣を辞めたい場合は、派遣会社へ直接相談するのもおすすめです。
派遣会社に事情を話して納得してくれると、辞めさせてくれます。
「今の仕事を辞めて挑戦したいことがある」といった退職理由を用意し、相手も納得してくれると辞めることが可能です。
退職理由によっては辞めさせてくれませんが、特別な理由や伝える際の熱意があれば成功します。
対処法3.内容証明郵便で派遣会社へ退職届を送る
退職のことをまともに聞いてもらえない際は、内容証明郵便で退職届を送りましょう。
内容証明郵便とは、記録が残る発送方法のことで、いつ届いたのかが郵便局によって証明されます。
通常の郵便配達と違って、相手側が「荷物を受け取っていない」と言えないため、強制的に退職届を送れます。
「話を聞いてくれないから辞められない」「退職の話を聞いていないと言われた」といったケースにはおすすめの方法です。
対処法4.労働基準監督署に相談する
パワハラやサービス残業といった悪質な行為がある場合は、労働基準監督署に相談できます。
勤務先の違法行為を伝えることで、企業を調査してもらうことが可能です。
違法性が認められると派遣先を辞めることもできます。
ちなみに労働基準監督署への相談先は以下のとおりです。
- 総合労働相談コーナー
- 派遣労働ネットワーク
- 労働基準監督署
- 労働局雇用均等室
- ハローワーク
場所によっては電話やメールでも対応しているため、悪質な派遣先で働く場合は相談しましょう。
対処法5.退職代行を利用する
退職代行を利用すれば、派遣会社や派遣先と自ら交渉せずに辞めることができます。
退職の交渉は業者が請け負ってくれるため、利用者は退職の手続きを進めるだけです。
「上司がまともに話を聞いてくれない」「威圧的な上司で退職を伝えるのが怖い」というケースに向いています。
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調査の概要
- 調査実施会社:トレンダーズ株式会社
- 実施期間:2021年11月30日~2021年12月1日
- 有効回答数:968人
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退職代行ガーディアン口コミ・評判|サービスの安全性と注意すべきポイント
ガーディアンを利用した人の口コミ
もっと早く辞めれば良かった。
入社1年目、夢を持って入ったこの会社だったが上司との関係がどうも上手くいかず、日々怒られる毎日に嫌気がさしました。辞めたくても揉めてトラブルになりそうだと思いガーディアンに頼んで即日退社。苦痛から解放されました。
心と体が壊れる前に。
入社4年。体力的にも精神的にもキツい。。給料は安いし、有休取るにも嫌味を言われる。。もうダメだと思ったときにガーディアンに出会って退社。転職も上手くいき、今では充実の毎日です。
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全然話が違った。いきなりサービス残業2時間。先輩たちはみんな死にそうな顔で働いている。こんなところにいたら死んでしまいます。でも言い出しにくいかったのでガーディアンに頼んで辞めました。即判断して辞めて本当に良かった。
業界初!女性特化型の退職代行わたしNEXT
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【パターン別】辞めさせてくれない派遣会社を退職する流れ
派遣会社を辞める手順を紹介します。
退職代行を使う場合と正規の手順で辞める場合の2つに分けて解説するのでチェックしてみてください。
退職代行を利用する場合
まずは退職代行で派遣を辞める方法を紹介します。
退職代行だと最短即日で辞めることもできるので、早く辞めたい人におすすめです。
ステップ1.退職代行業者に相談する
まずは退職代行サービスに無料相談しましょう。
相談は公式サイトから受け付けており、何度でも相談できます。
退職代行を依頼する際には、利用者の情報や現在の勤務状況といった情報が必要です。
アンケートにすべて答えて料金を支払うことで、退職代行を正式に依頼できます。
ステップ2.派遣会社に退職を伝えてもらう
退職代行の依頼が完了したら、業者が派遣会社に退職を伝えてくれます。
利用者は特別何かをする必要もなく、業者から連絡が来るのを待つだけです。
業者から退職成功の話を聞いたあとは、業者の指示に従って退職の準備を進めます。
通常の退職と違って自分から上司と話をしたり、退職理由を用意したりする必要がないのが退職代行の魅力です。
ステップ3.退職書類を郵送して必要書類を受け取る
退職届や会社からの貸与物を用意できたら、内容証明郵便で会社へ郵送しましょう。
返却物の詳細や退職届の書き方は、退職代行が教えてくれるので指示に従うだけです。
書類を送ったあとは、会社から保険証や離職票などの書類が届くのを待ちましょう。
書類に不備がある場合は、業者に連絡すれば対応してもらえます。
一般的な方法で退職する場合
派遣会社へ退職を伝えて辞める際の流れを紹介します。
自分で交渉する場合は、基本的に退職まで一定の時間がかかるので注意しましょう。
ステップ1.派遣会社に辞めたいことを伝える
まずは派遣会社へ辞めたいことを伝えましょう。
辞意を伝えると退職理由を聞かれます。
退職理由は家庭の事情や引越しなどのやむを得ない事情を伝えるとスムーズです。
会社が納得してくれると、退職の手続きを進めることができます。
ステップ2.退職の手続きを進めてもらう
辞めたいことが認可されると、派遣会社が退職の手続きを進めてくれます。
手続きの内容は派遣会社によって異なりますが、基本的に書類を書くだけです。
ほかにも必要な手続きがあれば、派遣会社から指示をもらえます。
スムーズに退職するためにも、派遣会社の指示を聞きながら手続きを進めましょう。
ステップ3.派遣先へ辞めることを伝える
派遣会社から正式に辞める許可をもらえたあとは、派遣先に伝えましょう。
派遣先に退職を伝える際は、お世話になった上司から話すのが基本です。
派遣元の担当者が同席し、いっしょに伝えるケースもあります。
また、場合によっては引き継ぎ作業をお願いされることもあるでしょう。
引継ぎが必要であれば、指示に従って円満退職を目指しましょう。
派遣を辞めさせてくれないときの注意点5つ
派遣を辞めさせてくれないときの注意点を5つ紹介します。
中にはトラブルになる点もあるので、しっかりと確認しておいてください。
- いきなり派遣先に退職届を提出しない
- 最初に同僚へ退職を伝えるのは控える
- 無断でバックレするのは避ける
- 退職後のことも考えておく
- 退職前には身辺整理する
注意点1.いきなり派遣先に退職届を提出しない
辞めたいことを伝える際に、派遣先から交渉するのは間違いです。
派遣社員の場合は、直接の雇用主が派遣会社にあたります。
仮に派遣先へ退職を伝えたとしても、退職が受理されることは基本的にありません。
場合によってはトラブルに発展するリスクもあります。
派遣を辞めたいときは、必ず派遣会社から伝えるようにしましょう。
注意点2.最初に同僚へ退職を伝えるのは控える
辞意を伝える際は同僚にも話さない方が良いです。
同僚に退職を相談することによって、余計なトラブルが発生することもあります。
たとえば、同僚に伝えたことによって社内で退職のうわさが流れ、間違った形で派遣会社に伝わることもあるでしょう。
話がややこしくなると退職を受け入れてもらうのも難しくなります。
スムーズに派遣を辞めるためには、退職が正式に決まってから同僚に伝えるのが理想です。
注意点3.無断でバックレするのは避ける
派遣を辞めさせてくれないからといって、会社をバックレするのは避けましょう。
バックレするとさまざまなリスクがあります。
退職時に必要な書類を送ってもらえなかったり、捜索願を出されたりする可能性もゼロではありません。
バックレはあまりにもリスクが高いため、会社から逃げたくてもNGです。
どうしても退職を伝えられない場合は、正規の手順で退職を進めてくれる退職代行に依頼しましょう。
注意点4.退職後のことも考えておく
派遣を辞める際は退職後の進路も考えておきましょう。
退職すると働き先がなくなるため、収入も途絶えてしまいます。
貯金に余裕がなくなると適当に就職先を決めてしまい、転職に失敗しがちです。
退職を後悔しないためにも、辞めると同時に次のことも考えておきましょう。
注意点5.退職前には身辺整理する
派遣を辞める前には、ロッカーやデスクなどの身の回りを整理しておきましょう。
退職の際は派遣に関わらず、現状回帰が求められます。
たとえば、ロッカーやデスクを使った状態で退職するとトラブルに発展します。
気持ちよく退職するためにも、退職日までに少しずつ身辺整理するのがおすすめです。
Q&A
ここでは派遣の退職に関するQ&Aを紹介します。
Q.契約更新の際に派遣社員を辞めさせてくれないことはありますか?
派遣会社が派遣社員を辞めさせないのは違法です。
仮に引き止めたり脅したりする場合、強制労働として罰せられます。
契約更新のタイミングであれば、辞めさせてくれないことは基本的にないので安心してください。
ただ、派遣社員を説得して引き止めようとしてくることはあります。
Q.派遣を辞めさせてくれない理由にはどんなものがありますか?
派遣会社が引き止めてくる場合、主に以下の理由があるからです。
- 抜けた穴を埋める人員がいない
- 派遣会社の利益が落ちる
- 派遣先からの信用を失う
- 営業ノルマをクリアする必要がある
いずれも派遣会社個人の理由で引き止めてきます。
Q.派遣先に引き止められたらどう対応すれば良いですか?
契約期間外であれば退職する権利はあるので、本当に辞めたいなら断りましょう。
引き止めに応じると、また契約期間が始まって辞めづらくなります。
情に訴えかけてきても、はっきりNOと伝えることが大切です。
引き止めにあうのが嫌な場合は、上司と会話せずに済む退職代行を使うのも良いでしょう。
Q.体調不良で辞める場合は診断書の提出が必要ですか?
体調不良で派遣を辞める際には、必ずしも診断書は必要ありません。
法律を見ても「診断書がなければ退職できない」という記述はないので安心してください。
しかし、診断書があれば説得力が増すのも事実です。
本当に体調が悪いのであれば、診断書を用意してスムーズに派遣を辞めるのも良いでしょう、
Q.派遣を即日で辞めると損害賠償を請求されますか?
即日で派遣を辞めたからといって、損害賠償を請求されることはありません。
たしかに即日退職すると会社に少なからず損失が発生します。
しかし、具体的にどれくらいの損失が発生したのか証明するのは難しく、損害賠償を請求するまで進みません。
退職代行を使った場合でも、損害賠償の請求はないので安心してください。
Q.無期雇用派遣を辞めさせてくれないケースはありますか?
無期雇用派遣を辞めさせないのは違法です。
契約期間がある有期雇用派遣と違って、無期雇用派遣は2週間前に辞意を伝えれば辞められます(「民法第627条」による)。
派遣会社へ辞めたいことを伝えれば、基本的に受理されるので安心してください。
どうしても派遣を辞めさせてくれないときは、退職代行に交渉してもらうのもおすすめです。
Q.派遣を辞める際の伝達はメールや電話でも良いですか?
事情がある場合は、メールや電話で退職を伝えても問題ありません。
たとえば、家庭の事情や健康問題で働けないのであれば、相手も了承してくれます。
ただ、退職を伝えるのは対面で伝えるのが基本です。
メールや電話で伝えても、最終的には上司と対面で会話することになります。
対面で上司へ退職を伝える勇気がない人は、退職代行に頼ると良いでしょう。
まとめ
- 契約期間内だと基本的に派遣を辞めさせてくれない
- 例外としてやむを得ない事情や会社を納得させられる事情があれば辞められる
- 今すぐにでも派遣を辞めたいなら退職代行を使うのがおすすめ